ゆとり通信

もうすぐ社会に出るゆとり世代育ちのブログ。

好きなアートがきっと見つかる in 直島

恋をした。それも初恋だ。もう24歳というのに。会いたくて堪らない。

しかも困ったことに、その相手、人ではない。

「え?じゃあアニメキャラ?オタクかよ」。いや、少し待って欲しい。二次元キャラでもない。なんなら三次元…と言っていいのかも分からない。何故ならその対象はアート、芸術作品。そして絵画ではない。空間とそこにある彫刻(?)だ。

 

僕と彼女(?)の出会いは香川県・直島だった。

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上のような画像を見たことある人も多いのでは?これ直島の港近くにある展示物(ちなみにこれは「赤かぼちゃ」  草間彌生作)。直島は知る人ぞ知るアートで有名な島だ。

www.naoshima.net

 

芸術系大学に通うわけでもないのに、自分の周りにはここへ行く人がやたら多い。だから以前から気になっていたのと、「1度は行くべき」と散々言われていたため、春休みを利用し足を運んだ。結果…

 

また行きたい!!!!!

 

心からそう思った。これだけまた行きたくなる場所も、かなり珍しい。

緑と海が綺麗で風景を見てるだけでも楽しい。が、やっぱりアート!

アートって何だって思うけど、何だっていい。この直島で自分は初めて好きな芸術作品が出来た(後述)。その作品をとにかくまた直接見たい。

  

そんなわけで自分の芸術作品との初恋を経験した直島旅をここに記したいと思います。

急に思い立った、平日ソロ日帰り旅です。

 

 

 京都から新幹線→岡山駅(乗換)→宇野駅

直島へのアクセスはフェリーのみ。本州から行く方法と四国から行く方法があります。今回、自分は本州からのルートを選択。

フェリーの本数は少ないです。日帰り旅で時間節約のため、行きは新幹線を利用。

岡山駅で乗り換え宇野駅宇野駅から歩いて港へ。駅からすぐ。

フェリーのチケットを買い、20分の船旅!f:id:papapaeignews:20190311140916j:image

 

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船内はとても綺麗です。トイレもとても綺麗。
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こちら、宇野港と直島を繋ぐフェリー。

潮風に吹かれていると直島が近づいてきます。

 

直島到着は11:30頃だった気がする。

到着後、港前のレンタルサイクル屋さんへ。ギア付き自転車500円(18時までに返却)とリーズナブル。車やバイク等も借りられます。

 

島マップをGETし、ここでようやくどこを巡ろうか決める(遅い)。とりあえず名物を先に巡ろうと、美術館のあるエリアへ。

 

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道中も海が綺麗。晴れてよかった。
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こちらも作品 (直島パヴィリオン)。青空に白がよく映える。

 

 

港→美術館エリア 12:00〜

美術館エリアへ向かう道中の傾斜が結構きつい…。息を切らして地中海美術館へ。

benesse-artsite.jp 

本来予約制ですが、平日で空いていたため予約無しで問題なく入館!おそらく、直島イチの名所です。

そして自分はこの美術館で運命的出会いを果たすわけです…。初恋の相手、そうそれは

 

ウォルター・デ・マリア

タイム/タイムレス/ノー・タイム』!!!

 

(作品画像は上のURLから見れますが、ぶっちゃけ全然印象が違う)

 

語彙が足りないし、画像を見ても「生と違うな…」と思うから、本当にこれはもう見てもらうしかないのですが…。

無駄のない空間、静謐さと煌びやかさ…とにかく美しいのです…。後なんか圧倒的な力を感じる…。めっちゃ好き。なんと言うか、見た瞬間にハッとさせられた。

(わかる人には分かるかもですが、ロックマンエグゼ3のシークレットエリアを思い出しました)

足音を立てるのも少し躊躇われる…。ぜひ生で見ていただきたいです。

 

勿論、他の作品もとても魅力的です!建物のデザインも素敵。

間違いなく訪れる価値があります!

あ、写真は絶対禁止!そしてお静かに!

 

 

ベネッセハウス・ミュージアム

時間とお金の都合で、李禹煥美術館は泣く泣く行かず。歩いてベネッセハウス・ミュージアムへ。

benesse-artsite.jp

 

地中海美術館は1つの作品をじっくり鑑賞する感じでしたが、こちらは作品数が多く、野外展示もあります。テンポよく見ていこう!…と思ってたのに時間は直ぐに経つ…。

絵画から写真、自然のものを使った作品など、多様な芸術作品が揃ってるので、飽きません!名物の黄色いかぼちゃもあります! 

 

 

美術館エリア→家プロジェクト

美術館を満喫しすぎたため、この時点で15:20位。17:05の船に乗らなければならないかったため(勘違いで本当は17:35だった)、少し急いで自転車を走らせる。

 

家プロジェクトというのは、空き家を利用しアート展示をしているもの。建物そのものをアートの一部として利用したり、建物内に展示したりとそれぞれの空き家の個性が活かされています。

6つ中4つしか巡れませんでしたが、どれもアイデアが詰まっていてなおかつ魅力的。意外性の連続。一つ一つは割と短時間で見れるのもGood!

benesse-artsite.jp

 

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家プロジェクトのひとつ「歯医者」。

もとは歯医者だったらしい。

 

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空き家エリアには小さな作品が沢山。ただの移動も探しながらだと楽しい。

 

 

空き家エリア→港→帰路

船の時間もあるのでそのまま自転車で港へ。自転車ならすぐ。道中に学校があり、小さな島に学校があることに驚いてしまう。

そしてここでようやく昼食を食べてないことに気づく。アートに夢中になり忘れてた…。美味しそうなお店があったのに…。次回は食も楽しみたいです。魚釣り等も出来るみたいなので。

 

帰路は節約のため新幹線でなく、ローカル線を乗り継いで帰りました。岡山→姫路の長いこと…。ゆとりがあるならやはり新幹線をオススメします。あとは港から本州へ帰る船の本数に注意!

 

 

以上、ざっくりですが直島旅レポ!

気まぐれだけど、初めてアートに恋をしたし、興味が湧きまくったので、本当に行ってよかった!次はいつ直島に行けるか、本当に待ち遠しい…。