ゆとり通信

もうすぐ社会に出るゆとり世代育ちのブログ。

困惑・挙動不審・驚き in 歯医者

自分が変に神経質なのだろうか。変なことが気になりすぎる傾向がある。

 

その例が先日行った歯医者だ。

 

これまで健康診断等で歯が悪いと言われることも無く、歯が痛くなることもなかった。そのため、歯医者にはずーーーっっと行ってなかった(多分15年くらい行ってない)。

そもそも、今回ですらあまり行く意義を感じていなかった。けれども、まあ働いたら行く時間ないだろうし、念の為。みたいな軽い気持ちだった(そもそもこの認識の甘さが問題なのだけど)。

 

診てもらうにはまずは診察券が必要。10年以上使っていない診察券なんて見つかるのか…と思っていたら意外にも早く見つかる。

しかし、ここで問題発生。見つけた診察券は小学生の時に使っていたものだ。そのため、子供用の診察券だった。子供用ってどういうことかと言うと、その診察券には歯ブラシを持ったケロッピーがプリントされているのだ。汚れのない無垢な笑顔でこちらを見つめている。

 

これを20代半ばの男が受け付けに出すのか…?めっちゃ恥ずかしくない?

 

そう思うと一気に行く気が失せる。しかし、近くに歯医者はそこしかないため、診察券を出す時の恥ずかしさを想像しながら向かうことに。

 

歯医者に到着。「すごく久々なんですけど…」と言って、受付のおばさんに可愛らしいケロッピーが印刷された診察券を差し出す。

 

「あら、お子さん用のですね(苦笑)」

 

うう…恥ずかしさの極み。やめてくれ…。

 

「新しいのに変えておきますね」

 

そう言って差し出されたスタイリッシュな診察券。ありがとうおばさん…。

 

 

受付を済ませ、名前を呼ばれ診察室へ。

懐かしい風景。白い空間に佇む歯医者の椅子。

「お座り下さい」と案内され座ろうとした時、ふと疑問が湧く。

 

あれ…これスリッパ脱ぐのか…?

 

その歯医者さんの椅子には足元に台がある。そこはスリッパを履いたまま踏んでいいのか、脱いだ方がいいのか、迷ってしまった。

 

普通の病院ならベッドに横になる際、脱ぐよな…?けど美容院とかやとそのままやし…

 

そんな風に迷う間に「椅子倒しますね〜」と言われ、スリッパを履いたまま仰向けになることに。

足先は宙に浮いてるため、凄く不安定。スリッパ脱げそう…。

医師も助手さんも何も言わないから、これでいいのかなと思ったが、スリッパが不安定すぎて気になるのなんの。

 

仰向けにされ治療が始まる。医師が自分の歯を検査するため口の中を覗き込む。

ここでもまた疑問が湧く。

 

あれ?どこ見とけばいいんだ…?

 

仰向けになって人にのぞき込まれる機会なんてそう無い。だからめっちゃ歯医者さんの方を見そうになるが、いや、絶対気が散るやん、と思い目線を遠ざける。が、助手の方を見ても困るだろうと思い目線のやり場に困る。

結局治療されている歯の方向を向くことにした。つまり、右下の歯を治療されている時は右下、左上の歯を治療されている時は左上を見てた。

今になって振り返ると、「めっちゃこいつ目を動かすやん…」と思われていたことだろう。嗚呼、恥ずかしい。

 

そしてここから驚きの連続なのだが、思っていたほど歯の状態は良くなかった。むしろ少し悪い。歯石が溜まってしまっていたところや、少し歯周病になりかかっている箇所、果てには虫歯まで見つかった。しかもこの虫歯、歯の表面ではなく歯の中の方に出来ているらしい。そら気づかんわ…。

 

虫歯の治療はまた後日だが、色々ケアをしてもらうと口の中がスッキリした。次回の予約を済ませ、帰宅。その日はいつもより長く歯を磨いた。

 

そう言えば、次の治療時はスリッパを脱ぐべきか。そして治療中はどこを見るべきだろう。歯の問題は解決されても、些細な疑問は解決されないままなんだろう。